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院長ブログ

記憶力低下とどう向き合うか

2022年1月10日

今更ではありますが、あけましておめでとうございます。

 

暦の上では、1月15日までは「松の内」といって、門松を飾り付ける期間だそうで、その間は「明けましておめでとう」でいいそうですから、まだぎりぎりセーフですね。

 

ですから、外来診療でも今年初めて来ていただいた患者さんには、15日までは「あけましておめでとうございます」とご挨拶するようにしています。

 

と、どうでもいい入りでしたけど・・

皆さんは、年末年始のお休みは、どのようにおすごしでしたか?

 

コロナ禍で、旅行もままならないですよね。

初詣も、予想どおりすごい混雑ぶりだったようですし。

 

私は、今回の年末年始、ほとんど出かけず、家で高校ラグビーやネットフリックスなど見ながら、おとなしくしていました。

 

2年前の今頃は、「コロナウイルスが中国で流行ってるんだって、へえー・・」

まるで、対岸の火事といった感じでしたが、まさかこんなに全世界に広まるなんて、思わなかったですね。

 

私は、1日1日を大切に、目標を持って生きていこうと決めたのに、なかなか思うようなことができず、うずうずしています。

そんな風に思っている方も、多いことでしょう。

 

昨年秋からは感染者も減って、一段落した、と思ったのもつかの間、こんどはオミクロン株ですね。

 

一体どうなるんだろうと、悩んでいても仕方ありません。

 

今やれることは何か、コロナが解決したらどこへ行こうか・・ などと考えながら、時を待つしかありませんな。

 

最近認知症予防専門医の勉強をしていて、思ったのですが・・

人はだれしも、一秒間に何万個という脳細胞が死んでいく、といわれています。

記憶をつかさどる海馬は、毎年1%縮んでいくとか。

 

これでは、物忘れもすすむわけですな。

新しいことを脳に記憶しようにも、記憶としてしまっておくスペースがないわけですから。

 

いらなくなった、苦い記憶は断捨離して、新しいものだけを記憶する、なんて便利なことができればいいですけどね。

 

苦い記憶が、ずっと残ってしまうから、始末におけないんですね。

でもその苦い記憶は、今の成長につながっているのだ、と思わないといけませんな。

 

最近私も、ご多聞にもれず、物忘れは顕著になりました。

 

さっき考えていたことを「あれ、何しようとしたんだっけ?」 とか、さっき持ってたものを「どこへ置いたんだっけ?」と思うことが、多々あります。

 

いつも自分に言い聞かせることは、「10分後の自分を信じてはいけない!」です。

 

そして思ったことはすぐメモに書き留める。

 

そのメモやノートでさえ、どこかにやってしまうものですから、始末におけない。

 

そこで、最近ではスマートフォンて便利なものがあるから、すぐメモやカレンダーといったアプリに、書き込んでいます。

 

お互い便利な時代に生まれたものですなぁ。

 

でも便利すぎて、脳を鍛えることを忘れてやしませんか?

と自分に言い聞かせて、スマートフォンに頼りすぎず、うまくつきあうようにしています。

 

皆さんも、記憶力の衰えとどう向き合うか、考えてみてくださいね。

 

 

申し遅れましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。