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愛知県豊田市浄水町伊保原173-1

院長ブログ

年明け早々のトラブル

2024年1月16日

今更ながら、あけましておめでとうございます。

 

本年も、どうぞよろしく、お願い申し上げます。

 

新年早々、石川県はじめ北陸地方の方々には、大変なことが起こりましたね。

 

私も大学が北陸の富山でして、富山でいろいろな事を学び、生活をしていましたので、この災害は他人ごとではありません。

 

亡くなった方々のご冥福をお祈りし、被災された方々の一日も早いご復興をお祈りいたしております。

 

さて、私事ですが、先週水曜日の夜、ちょっと右耳の奥が、かゆかったので耳掃除をしようと綿棒でほじほじしていたところ、その綿棒を抜いたとたんに突然激しい耳なりがして、右耳が聞こえなくなったのです。

 

そりゃあもう、あせりました。

 

左耳は聞こえるからまだいいのですが、右耳はほとんど聞こえず、人の話声が、はるか遠くのほうから聞こえてくるのです。

 

一時的に、鼓膜にちょっと傷がついたのだろうな、一晩寝たら治るんじゃね? なんて気楽に考えていました。

 

しかし翌朝も、右耳は聞こえないんです。

 

診察中も、患者さんの声が遠くから聞こえるくらい。

 

特に困ったのは、血圧測るときです。

 

私は、高血圧症など生活習慣病で、診察に来られる患者さんには、必ず血圧計をつかって聴診しながら血圧測定をするのです。

そのとき聴診器を片方の耳にだけ入れて、血圧測りながら、他方の耳で患者さんのお話しを聞くのが、自分の診察スタイルです。

 

しかし右耳に聴診器いれると、全く鼓動が聞こえないので血圧測れないし、左にすれば、鼓動は聞こえても患者さんの話し声が聞こえないので、お話できないし。

 

とっても困ったもんです。

 

さらに耳の遠いご高齢の患者さんとお話すると、僕も耳が遠いので、聞こえない者どおし、大声での会話になってしまうんです。

 

耳が聞こえなくなると、仕事もはかどらないし、聞こえないから患者さんの訴えもよくきけないし、だんだんと診察する意欲もうせてしまって、診療にも支障がきたしてきます。

 

そこで、木曜日の昼休み、懇意にしてる耳鼻科のK先生に連絡し、相談しました。

 

すると、「内耳炎かもしれないけど、とにかくさわらず、そっとしておいて」とのこと。

 

突発性難聴だったらどうしようと、ちょっと心配になりましたが、耳鼻科はこの日は木曜日で休診でしたので、わざわざクリニックを開けていただくわけにもいかないので、翌日金曜日の昼過ぎに診ていただくことになりました。

 

翌、金曜日も同じく右耳は聞こえず、気分は最悪に落ち込んでいました。

 

もうこのまま診察がうまくいかず、患者さんの信頼も失って、クリニックもつぶれてしまうんじゃ・・

なんてことが、頭をよぎりました。

 

昼休みの1時半ころ、K先生のクリニックを訪ね、さっそく右耳を診てもらいました。

 

K先生が、耳の中をみて、映し出されたモニターをみていてください、とのこと。

 

光に照らされた耳の奥に、金色に光る物体が、何やら耳の中をふさぐようにしていたのです。

この金色な物体は、実は耳あかの塊でした‼

 

これをK先生が丁寧に取り除き、時には吸引して吸い取ったりしていくと、、、

 

最後に、「ちょっと痛いですよー」 っておっしゃったあと、耳の奥を針でさされたような激痛が走ったのです。

 

と、その直後に、すーっと耳が通るように、物音がよく聞こえてきました。

 

そして、モニターの一番奥に、ついに鼓膜が姿を現したのでした。

 

耳あかがたまって、一番奥の耳あかが、鼓膜にへばりついていたのです。

 

要するに、耳あかが、大量に溜まって耳の穴をふさいでただけ、それを私が耳掃除中に綿棒で押し込んでいた、ってことなんです。

なんともお恥ずかしいことです(^^;)

 

K先生が言うには、外耳道は自ら清潔に保とうとする自浄作用があるので、耳そうじはしなくてもいい、放っておくのが一番いいのだそうです。

 

よって 私の難聴騒ぎは、ただの耳垢症だったのです。

突発性難聴でなくて、本当によかったです。

 

K先生が取り除いた耳垢を見せてもらうと、えぇ!こんなに!って思うほど溜まっていました。

 

思わず恥ずかしかったのですが、なんでも同じ医師会仲間の、眼科のS先生はもっとたまっていたそうです。

これをK先生が、私に対してと同様に、取り除いたらしいのです。

 

だれでもこんな経験はあるもんなんですね。

 

それにしても、五感のうちひとつでも不自由ってことは、こんなにも大変なんだなと思いました。

 

やっと障害者の方の気持ちが、少しわかった気がしました。

 

ましてや、耳が全然聞こえないのに、オリンピックにまで出ようという意欲があるなんて、パラアスリートの人、尊敬します。

 

たった数日、しかも片方だけ聞こえないだけで、へこたれちゃいけませんな。

 

年明け早々、ちょっとしたトラブルに見舞われましたが、いい経験で勉強になりました。