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院長ブログ

鼻炎について

2015年2月27日
少々汚い話ですが。
春の訪れとともに、音を増してくるのが「小鳥のさえずり」・・・
ではなく、電車の中での鼻をすする音です。
昨年まではJRに乗って前勤務先に通勤していたのですが、春になるとだんだんと乗客の方々の「ず、ずー」と鼻をすする音が増してくるのです。
そう、春は花粉症の季節ですから。
今年は、このブログで何度も話題にでている愛知環状線で通勤していますが、普段は空いているとはいえ、朝は通勤でとても混んでいます。
まだ今年は鼻をすする音は少ないですが、だんだん増えてくるんだろうなぁって思っています。

この季節とともに、クリニックに来院される鼻炎の患者さんは増えてくるものと思われます。
私は、母の体質をうけついだので、通年性の鼻炎もちです。
花粉症ではなので、特に春に症状がひどくなるというわけではありませんが、家のほこりでひどい鼻炎症状がでます。
ですから花粉症の人の気持ちも、よくわかっているつもりです。

私の場合、アレルゲンであるほこりを吸わないようにすればいいのですが、そういうわけにもいかないので、私が学生時代、耳鼻科医の先輩に相談したことがあります。
そうしたら、「どうせ学生アパートは汚いんだから、掃除したら埃がたつので、掃除しないほうがいい。抜き足、差し足でそっと埃がたたないように歩けばいいじゃない!?」
何ともひどいアドバイスだったので、数十年たった今でもその一言を覚えています。

埃アレルギーの人も、花粉症の人も、埃や花粉などのアレルゲンを吸わないようにマスクを厳重にする、ということは基本ですが、高級なマスクをしてもアレルゲンは入ってきますし、そういう場に出ないわけにもいきませんから、どうしても鼻炎症状がでてしまいますよね。

私は自分が鼻炎なので、仲の良い耳鼻科の先生に相談しながら、いろんな薬を自分で服用してみて、「身を持って」体験してきました。。
眠くならずに、鼻水もその後の鼻つまりも抑えること、が目標ですね。

一昨年内科認定医の勉強をしてから、薬の作用機序がやっとわかってきて、脳神経外科勤務医の時よりは、薬を幅広く処方できるようになりました。(学生時代もっと勉強しておけばよかった・・・)

どんな薬もそうですが、患者さんに処方して、「この薬効かないよ」と言われるのが、次につながる貴重な体験となり、自分の勉強になっています。
是非皆様も、私が投薬した薬が効いたか効かなかったか、正直に、時にはボロクソにおっしゃっていただけるとありがたいです。