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愛知県豊田市浄水町伊保原173-1

院長ブログ

サイクリングの再開

2020年9月24日

しばらく、ご無沙汰致しておりました。

コロナウイルス感染も一息つき、ほっとしています。

そして、私の苦手な苦手な、むし暑い夏が終わり、涼しくなってきて、過ごしやすくなってきましたことに、なによりほっとしております。

 

この一ヶ月ちかく、ブログをさぼっていたのは、毎年恒例の内科学会の セルフトレーニング問題をやっていたこともあります。言い訳のようですが...

毎年これだけはやっておかないと、勉強不足になってしまいますからね。

へぇ、こんな病気もあるんだなって、新たな発見があり、とても勉強になります。

自らのボケ防止にもなっています。

 

その解答もおわり、涼しくなったこともあり、先日から近所でサイクリングを再開しました。

何しろ、梅雨の間はいつ雨降るか分からないし、夏は暑くて大汗かいて熱中症になっても困るし、しばらくサイクリングは封印していました。

というのは言い訳で、一度放っておくと、また始めるのが面倒くさくなってしまったのが、本音です。

 

久しぶりにある映画を観にいたことが、再開のきっかけになりました。

そう、「弱虫ペダル」なんです。

ママチャリで、あの上り坂を走っている主人公を見て、自分もまたやりたい、って思いました。

そして、敬老の日、当クリニックから猿投温泉までのサイクリングを、一人で敢行したのです。(大げさですねf^_^; )

 

距離は10キロ足らずですが、途中からずっと上り坂なんですよね。

いつかは、自転車で猿投温泉まで行きたいと思っておりましたが、車で何度か訪れた時は、上り坂がキツそうで、私には無理だろうと思っておりました。

でも涼しくなったし、映画をみたことがきっかけで、行けるところまでいってみようと決心しました。

最後まで辿り着けば、ラジウム温泉が待っているのです。

頑張らなくては!

 

その日は朝から良い天気で、カラッと爽やか、絶好のサイクリング日和でした。

クリニックを出発して、北へと向かい、中京大学の門の前をとおり、猿投中学のあたりまでは、ちょっとした登りと下りですので、楽勝で快適なサイクリングでした。

 

しかし、ここからが本番、地獄の上り坂なんです。

おりしも、天気はますます良くなって、むしろカンカン照り、私は汗びっしょりになっってきました。

途中2ー3回水分補給しながら、緩やかながらもながーくつづく上り坂をひたすら登っていきます。

ギアは少しずつ低速に落とし、ゆっくりでもいいから、バテないよう気をつけました。

何しろ時間はタップリあるし、完走することが目標です。

 

猿投温泉への上り坂は急カーブでも急勾配でもないのですが、軽いつづら折りになっています。

しかも木が鬱蒼としてますので、カーブの先が見えません。

これがいい具合に、目標となりました。

つまり、あのカーブの先は見えないので、あそこまでがんばろう、という目標を持てたのです。

カーブをまわったら、また上り坂が登場するのですが、前を見ると、ちょっと先はまたまたカーブで見えないので、その先のカーブまでがんばろうと。

 

こうして自分に言い聞かせながら、ひたすら登っていくと、ついに、猿投温泉にたどり着いたのです。

ついた時はギアは一番低速になってました。

おそらく歩くぐらいのスピードだったと思いますが、何はともあれ、乗り切ったのです。

クリニックを出て50分ほど経過していました。

でもこの達成感は、何事にも代えがたいものでした。

 

気づけば、両足がつって、伸ばしても伸ばしても足がつりました。

脱水症状寸前ですね。水筒の水を飲み干し、自転車止めて、さあ温泉施設へと向かいました。

 

緊急事態から解放されたからか、温泉の中はたくさんの人で溢れ返ってました。

蜜をさける、というわけではありませんが、私は混雑したところが苦手なので、さっと汗を流して、露天風呂につかって、さっさと出てきました。

1人だから気楽なものです。

 

帰りはずっと下り坂。

スピ―ドの出し過ぎに注意しながらも、あの苦しい思いもせずに、気分は爽快感でいっぱいです。

この爽快感を味わえるのも、苦労して登ってきた賜物です。

行きは30分以上かかりましたが、帰りは数分で猿投中学までおりてきてしまいました。

 

人生と同じで、目の前の目標を一つひとつ達成していくと、最後に大きな目標にたどり着けるのです。

そしてそのあとは幸せな気持ちになれる。

人生の縮図をみたような、サイクリングでした。

また、大げさなぁ と言われるかもしれませんが、今回は充実した1人サイクリングでした。