今更ではありますが、あけましておめでとうございます。
暦の上では、1月15日までは「松の内」といって、門松を飾り付ける期間だそうで、その間は「明けましておめでとう」でいいそうですから、まだぎりぎりセーフですね。
ですから、外来診療でも今年初めて来ていただいた患者さんには、15日までは「あけましておめでとうございます」とご挨拶するようにしています。
と、どうでもいい入りでしたけど・・
皆さんは、年末年始のお休みは、どのようにおすごしでしたか?
コロナ禍で、旅行もままならないですよね。
初詣も、予想どおりすごい混雑ぶりだったようですし。
私は、今回の年末年始、ほとんど出かけず、家で高校ラグビーやネットフリックスなど見ながら、おとなしくしていました。
2年前の今頃は、「コロナウイルスが中国で流行ってるんだって、へえー・・」
まるで、対岸の火事といった感じでしたが、まさかこんなに全世界に広まるなんて、思わなかったですね。
私は、1日1日を大切に、目標を持って生きていこうと決めたのに、なかなか思うようなことができず、うずうずしています。
そんな風に思っている方も、多いことでしょう。
昨年秋からは感染者も減って、一段落した、と思ったのもつかの間、こんどはオミクロン株ですね。
一体どうなるんだろうと、悩んでいても仕方ありません。
今やれることは何か、コロナが解決したらどこへ行こうか・・ などと考えながら、時を待つしかありませんな。
最近認知症予防専門医の勉強をしていて、思ったのですが・・
人はだれしも、一秒間に何万個という脳細胞が死んでいく、といわれています。
記憶をつかさどる海馬は、毎年1%縮んでいくとか。
これでは、物忘れもすすむわけですな。
新しいことを脳に記憶しようにも、記憶としてしまっておくスペースがないわけですから。
いらなくなった、苦い記憶は断捨離して、新しいものだけを記憶する、なんて便利なことができればいいですけどね。
苦い記憶が、ずっと残ってしまうから、始末におけないんですね。
でもその苦い記憶は、今の成長につながっているのだ、と思わないといけませんな。
最近私も、ご多聞にもれず、物忘れは顕著になりました。
さっき考えていたことを「あれ、何しようとしたんだっけ?」 とか、さっき持ってたものを「どこへ置いたんだっけ?」と思うことが、多々あります。
いつも自分に言い聞かせることは、「10分後の自分を信じてはいけない!」です。
そして思ったことはすぐメモに書き留める。
そのメモやノートでさえ、どこかにやってしまうものですから、始末におけない。
そこで、最近ではスマートフォンて便利なものがあるから、すぐメモやカレンダーといったアプリに、書き込んでいます。
お互い便利な時代に生まれたものですなぁ。
でも便利すぎて、脳を鍛えることを忘れてやしませんか?
と自分に言い聞かせて、スマートフォンに頼りすぎず、うまくつきあうようにしています。
皆さんも、記憶力の衰えとどう向き合うか、考えてみてくださいね。
申し遅れましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。