今朝もいつものように、保見駅からクリニックまで、汗だくになりながら歩いて出勤しました。
途中につらいつらい上り坂があるのですが、その脇はちょっとした森になっていて、そこからよくトカゲが歩道にちょろちょろと出てまいります。
そのトカゲはみなれているのですが、歩道をノソノソと移動する見かけないものがあり、何だろうかと覗き込んだことろ、それは直径4cmくらいあろうかと思われる大きなカタツムリあでした。
両目(?)を出したりひっこめたりしながら移動する姿が愛らしくて、つい摘み上げて、葉のうえにのせてみました。
次第に、懸命に動く姿がますますかわいくなり、人に踏みつけられてはかわいそうだという気持ちにもなり、ついついクリニックに持ち帰ってしまいました。
育て方ほよくわからないので、とりあえず葉っぱにのせて水かけて、箱の中にいれて観察すると、警戒したのか殻に閉じこもってしまいました。
恥ずかしがりやだなぁと勝手に解釈して、箱に小さな穴をあけてクリニックのうらの陰において、仕事に就いたのです。
ところが、二時間くらいしてから、仕事の合間にカタツムリを見にいってみると、なんとカタツムリの姿はありませんでした!!
そのかわりに大きなウンチがおいてあったのです。人をあざ笑うかのように。
周辺を探してみたものの、どこにもみつからず・・・
いったいあんな大きな殻を背負って、どうやってこの小さな穴から逃げ出したのだろうか、本当に不思議でした。
カタツムリ君を失った悲しみとともに、こんなことなら自然のままにしておいてあげればよかったと後悔してみたり、無事に生きているんだろうか、誰かに踏みつけられて殻が壊れたりしてないだろうかと心配してみたり。
それにしてもあんな小さな生き物でも、抜け道見つけて逃げ出せるんだなあと、その生命力の強さに関心して、一日がおわりました。
写真は葉っぱに残されたカタツムリのうんち。カタツムリは、逃げたので写真がありません。