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愛知県豊田市浄水町5丁目39番地の9

院長ブログ

東福寺の紅葉

2025年12月2日

先日の「脳卒中の予防と治療について」の講演会には、70人近くの方がお集まりいただいたようで、ありがとうございました。

 

50分近くも話してしまいましたので、最後は皆さん寝てるんじゃないかな、とか、わかってもらえなかったんじゃないかな、とか心配でしたが、皆さん熱心に聞いてくださっていたようで、ほっと胸をなでおろしました。

 

講演終わったあとも、列を作って質問に来てくださいました。

まるで、コンサート終わった後のアイドル歌手のようにね、というのはいいすぎですね。

 

また機会があれば、こんな私でよければ、お話させていただきたいと思います。

 

 

ところで、先日所要がありまして、自家用車で京都に日帰りで行って参りました。

 

ちょっと時間があったので、昼過ぎに紅葉を見に行こうと思いつきましたが、ただでさえ観光客の多い京都で、しかも紅葉の時期、さぞどこも混んでいるだろうなと、覚悟していました。

 

2年前のこの時期、学会で京都に来て、南禅寺っていう有名なお寺に行って、とんでもなく多く観光客がいらしたのを思い出しました。

 

このときは、この南禅寺近くのホテルに宿泊していましたので、ホテルから歩いて観光したからよかったのですが、今回は車を止めるところはおろか、近くに入るのも難しいんじゃないかな、って思いました。

 

インターネットで、京都の穴場で、紅葉のきれいなところ、って調べますと、

京都駅の南東のほうに、東福寺ってところがきれいでしかも穴場、って書いてありました。

 

地図でみると、確かに有名な清水寺や大原や、嵐山とかいかにも人があつまりそうな場所から離れていましたし、これなら大丈夫だろうと思いました。

 

しかし、その目論見は見事に外れたのです。

 

後でよく見ると、実はこの東福寺って、穴場なんて全くのウソ、京都でも有名中の有名な、紅葉の名所だったんですね。

 

そこに、早朝を狙って訪れるのが、美しくて、人もいなくて、まさに穴場、ってことでした。

記事は、最後までよく読んででみることですなぁ。

 

私は、やっぱり無知でした(^^;)

 

そんな有名なお寺に、自家用車で、しかも観光客の多い昼過ぎに訪れるなんて、まるで「飛んで火に入る夏の虫」状態だったのです。

 

そんなこととはつゆ知らず、このお寺に向かいましたところ、、、

近くまでの道はすいてましたので、「しめしめ目論見どおり」、と思ったのですが、近づいてみると、どの道も警備員の人が立っていて、自動車通行止めという立札持っているのです。

穴場のはずだったのに・・

 

しかたなくお寺のまわりを、車に乗ってうろうろしていますと、コインパーキングが数台分だけ、空いていたのです。

「やっぱり私はついている」、と思い、さっそく車を停めたのでした。

 

そして、多くの人がぞろぞろと向かっていくほうに、ついて行きますと、、、

 

お寺に向かう参道は、きれいなモミジやイチョウ並木で覆われ、赤や黄色に色づき、とてもきれいでした。

なんだ、穴場にしちゃぁ素晴らしいじゃないか、って思いましたが、このときはまだここが紅葉の名所中の名所だとしらなかったのです。

 

さらに参道をすすむと、お客さんがどんどん増えてきました。

そこにいた観光客は中国の方がとっても多く、中国語が飛び交っています。

 

あれ、中国人は日本に来ちゃダメなんじゃなかったの?

そうです、かの女性総理大臣の発言が元で、中国人は日本への渡航自粛、とニュースで報じられていたはずなのに、全然ウソでした。

 

しかも、数十人の中国人観光客の団体さんまで、いらっしゃっていて、一塊になって東福寺に入場していったのです。

 

やっぱり、なんだかんだ言って、中国の人たちも、日本が好きなんですね。

 

ま、喧嘩はやめて、日中友好で行きましょうよ、と私は言いたい。

 

 

途中 「臥雲橋(がうんきょう)」という東福寺のお庭が見られる場所がありました。

中央に小川が流れ、眼下に広がる楓の木々の絶景が楽しめ、その向こうにお寺の本堂と、通天橋って高い所にある橋が見られ、まさに絶景でした。

 

これはただならぬ光景、、、

ここでやっと、このお寺が京都でも有名な紅葉の名所、と気づいたのでした。

 

この橋は、無料で通れて絶景も観られて、これで満足してしまいました。

有料で入れるお堂や通天橋には入らず、そのまま駐車場へと戻ったのでした。

 

というわけで、何も知らずに観光名所に行ってしまった私は、思わぬところで絶景を、しかもただで見物できて、満足して、このお寺を後にしたのです。

 

今度は機会があったら、早朝の東福寺、また行ってみたいと思います。