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愛知県豊田市浄水町伊保原173-1

院長ブログ

抜歯

2024年3月13日

年明け早々、難聴に苦しんだという話を、前々回のブログに載せましたが、実は年明けからもう一つ悩みがあったのです。

 

それは、歯の痛み、つまり虫歯なのです。

 

昨年暮れから、その兆候はありました。

 

12月初旬、左の下顎の奥歯が痛くて、クリニック近くの、私の行きつけの歯科クリニックを訪ねました。

 

診察していただくと、一番奥の歯が虫歯になっていまして、さらに奥の親知らずが、虫歯を悪くしているとのことで、親知らずを抜歯することになりました。

 

と、ここまではよくある話だったのです。

 

その治療は、12月いっぱいで終わったのですが、右下顎の奥歯の内側にも、舌で触るとなんとなく歯に穴が開いているような感じがしていました。

 

暮れも押し迫った最後の診察日に、その歯科の先生に相談したところ、「痛いですか」と聞かれて、穴ぼこは気になってたけど痛みはなかったので、「では、様子見ましょう」ということになりました。

 

折しも、年末年始の休みに入りますし、お互いに、この歯については触れないほうがいい、ということになったのです。

 

ところが、正月明けになると、舌で触った感じでは、ますます穴ぼこが大きくなった気がするのです。

食べ物も挟まるようになってきましたし。

 

そう思うと、歯の痛みも出てきまして・・

 

1月下旬に、再び歯科クリニックに相談に行きました。

 

そうしたら、「まず神経を抜く処置をしてみましょうか」とのことで、歯を削っていくと、その先生、「歯の根っこが割れちゃってますから、もうかぶせるのは無理かもしれません」ておっしゃるのです。

 

その先生は私からみると、とっても腕のいい先生で、説明も上手だし、信頼していました。

 

しかも、いつも虫歯になると、ぎりぎりの状態まで、なんとか抜歯はせずに、かぶせて歯を治してもらっていたのです。

 

でもその先生から、ダメ出しをされ、ついに抜歯せざるを得ない、ということにななりました。

 

いつも母に、「むっちゃんは歯が丈夫でいいわねぇ」って言われてたのに・・

その母親に、「歯磨きは一日一回すればいいのよ」って、言われて真に受けてしまったなぁ。

母を責めても、もういないし・・

 

そう言われて、今まで歯磨きは一日一回就寝前にしかやってこなかったので、毎食後にやっておけばよかったなぁ・・

 

歯間ブラシで、もっとよく磨くべきだったなぁ・・

 

いろんなことが、走馬灯のように頭の中を駆け巡ったのですが、もう後の祭りです。

 

抜いてしまえば、この痛みからも解放されますからね。

そう思い直すことにして、抜歯を覚悟したのです。

 

そして2月の某日、ついにその日はやってきました。(ちょっと大げさですが・・)

 

先生が麻酔をして、効いてくるまで待っていて、

10分ほどして顎までしびれてきたころ、その先生が戻ってきて、

「それではいきます、5分から10分くらいで終わりますから」とおっしゃるのです。

 

そうか、10分もかかるのか、麻酔が切れてきて痛いんじゃないか、どうするどうする、なんて思っていましたところ・・

 

顎の奥でちょっと一瞬衝撃があった、と思ったら、「はい終わりました~~」って。

 

えっ、もうおわったの(;’∀’)

10分どころか十数秒の出来事でした。

 

もちろん、その先生の腕がいいのもありますが、私の歯はそれだけボロボロになって、抜け落ちかけてたってことですね。

 

でもこの後はどうするか

まさか、入れ歯じゃ・・ 

 

インプラントは、お値段高いうえに、抜いた後の下顎の穴が埋まるまで、半年以上待たなければならないそうです。

 

それは待てないので、来月ブリッジにすることに決まりました。

 

ということで、約60年間僕の食事を支えてくれた、愛しい奥歯は、その役目を終えて私の部屋の机の中に眠っているのです。