先日、トルコ・シリアに大地震がおき、大惨事になっていることは、皆さんご存じのことと思います。
連日痛ましい状況が報道され、15日現在、なんと3万5千人もの人が亡くなったそうです。
このような報道があると、いつも現場に行って何かお役に立てないものかと思ってしまいます。
でも現実を考えると、仕事おっぽり出せないし、そんな危険な所に自分勝手に入国はできないし。
結局、国境なき医師団とか、そういったNPOの方々にお願いするしかないですね。
私もまだ20歳~30歳台のころは、国境なき医師団にあこがれていました。
国際紛争や自然災害や伝染病などで、多くの人たちが医療を求めている姿を見ると、心が痛みます。
いつかは力になれたらと思ってはいましたが、仕事や家庭のことなど、現実を考えると、なかなかそうはいかないですね。
そうこうしているうちに、もうこの年齢になってしまい、「国境なき医師団の人たち、頑張ってください」って応援しているだけです。
12日の日曜日は、この地震で被災された人たちにお祈りを捧げようと、いつも通っている教会のミサに参加しました。
そうしたら、偶然にもトルコ・シリア地震の募金箱が教会の玄関においてあり、「この募金は国境なき医師団に送られます」って書いてあったのです。
微力ながら、少額ですが、寄付させていただきました。
こんなことしかできませんが、私は国境なき医師団に思いをはせていました。
その後にミサに参加して、地震で亡くなった人を悼み、一人でも多くの方が助かりますように、お祈りしました。
いつかクリニックの借金を返したら、たとえ70歳になってでも、恵まれない医療を必要としている人たちのために働きたい、そのために普段から身体を鍛えておかなくては、と思うのでした。