コロナウイルス感染症が一段落してきたと思ったら、ロシアのウクライナ侵攻、東北でおこった大地震など、暗いニュースが続きますね。
そんななか、私事で申し訳ないですが・・
明るいニュースが飛び込んでまいりました。
16日昼の診療のあと、ワレモノ注意と書かれた、立派な品物が届けられたのです。
送り主は、「日本認知症予防学会」。
3年前よりこの学会の専門医を目指して入会し、認知症予防に関する勉強を重ね、学会や講演会に参加してテストを受け、ついに昨年専門医の審査に通ったのです。
そして晴れて「認知症予防専門医」に認定されました!
というと、なんだか格好はいいですが、比較的新しい学会で、この資格を持っていても、診療上大きなメリットはありません。
ただ、勉強して知識を得た、ということが肝心なのですね。
この学会に参加してこの資格を目指すことによって、はじめて認知症予防するにはどうしたらいいか、ふだんの生活はどうしたらいいか、食生活についてはどうか、など勉強になったので、それだけで学会に入会したかいがあったというものです。
そして、ホームページや名刺に「認知症予防専門医」って書き込めるんです。
聞いたことない肩書ですが、ちょっと目立つかもしれません。
この学会のいいところは、医師だけでなく看護師や歯科の先生、理学療法士、栄養士、音楽や体操の先生、その他医療スタッフが入会していて、多職種の方々が認知症予防について意見交換できることです。
何しろ入会資格が「認知症予防に関心をお持ちの方」というのだから、どんな人でも入会できます。
そんななかで、入会してから3年以上勉強し、試験をうければ、「認知症予防専門医」や「認知症予防専門士」「認知症予防専門看護師」になれるのです。
送られてきた品を見て感激したのは、「認知症予防専門医」の認定証が立派なガラスの額縁に入れられてあったことです。
今まで、医師免許や脳神経外科専門医、内科認定医、頭痛専門医、脳卒中専門医など、認定証を得ましたが、送られてきたのはどちらも、ただの「紙」だったので、今回の認定証はとてもうれしく思いました。
それだけでも、手続きに数万円払った価値がある、ってものです。
この認定証が届いた翌日、たまたま通りかかった道端の空き地に、とっても綺麗な桜を見かけましたので、思わず車から降りて、写真にとりました。
早咲きの桜でしょうか、まさに春ですね。
まるで、おめでとう、って祝ってもらっているかのようでした。
これからは、認知症予防のために研鑽を重ね、皆様のお役にたてればと考えています。