今か今かと、一刻も早くワクチン接種をうけたいと思っている方は、多いかと思いますが、お先に失礼して、昨日ワクチン接種をしてまいりました。
ご存じかとは思いますが、先月から一部の救急病院の医師や看護師さんなどのスタッフの方から接種が始まり、その後に私たちクリニックのスタッフなど「その他の医療関係者」への接種が始まりました。
私は、当クリニックのスタッフのなかでも、先頭をきって受けて参りました。
他の地域では、すでに一般の方にも注射が始まっているようですが、豊田市はだいぶ遅れているようです。
一刻も早くワクチンをうけて、コロナウイルスに感染しないようにしなきゃ、と思いながらも、副反応がいろいろ噂されると、不安な気持ちになるし・・
この気持ちは、どなたも一緒だろうと思います。
ということで、私の昨日の体験談を記します。
というのも、この日のお昼をいただいた、定食屋のおかみさんに「これからワクチン打ちに行くんだよ」って言ったら、「先生、どうだったか感想を教えてね~」っていうので、それに答えなきゃいけないと思ったのです。
昨日は、午後2時から医師会理事会に参加したのですが、3時半から予防接種予定だったので、会議を途中で失礼して、退室させてもらいました。
やっと受けられるというワクワクした気持ちと、副反応でそのまま入院するんじゃないかと不安な気持ちが入り乱れて、接種会場である近くの病院に向かいました。
会場は、その病院の看護学校附属の体育館みたいなところです。
誘導されて会場に入りますと、早速一回目のドジ。
出口から入ってしまったのです。
すると、接種を終わって待機していた、医師会仲間で飲み友達の某先生とばったり。
先生こっちじゃないよ、と笑顔で注意されまして(;^_^A
入口に回ったのです。
会場は、まるで投票所のような雰囲気でした。
最初に問診票を提出、名前や接種の日付など間違いがないか確認後、いざ接種へ。
接種ブースが受付のすぐ横にあったので、意気揚々と、一番手前にいた若い看護師さんのもとに行ったのですが、あっちですよと言われちゃいまして。
これが第二のドジ(^^;
問診受けてなかったんですよね。気を取り直して問診のブースへ。
そこには、医師になったばかりと思われる若いドクターが待機していました。
私の問診票は完璧だったですので、熱だけ確認されてすぐ終了。
そして、再びさっきの若い看護師さんのもとへ参りました。
慣れた手つきで注射器を取り出すと、おもむろに私が差し出した上腕にブスリと、針を刺したのでした。
優しい声で「痛くないですか?」と問われると、痛くないわけないじゃん、と思いながらも、「大丈夫です」答える私。
でも、優しい声にかき消されたとはいえ、思ってたより痛みはなかったんですよね。
かくして、無事接種は終了しまして、入場から無事接種終了するまで、約2-3分でした。
その後、待機所に勝手に入り、最初に会った先生のすぐ後ろの座席が空いてたので、腰かけてホッと一息ついたところ、その先生に「証明書もらわなきゃいけないよ」って言われて・・
あ・・第3のドジでした。
待機所入口に「接種記録書」をもらうところがあるのを気が付かなくてね。
緊張がほぐれたせいか、うっかり見落としてしまったんですね。
そしてその接種記録書をいただいて、15分間待機するよう指示されて、ようやく待機所の椅子に座ったのです。
その先生とは久しぶりに会って会話したのですが、「早く、また飲みにいきたいなぁ」って声かけられて、なんだかうれしくなりました。
まもなくその先生、笑顔で先に退出されていったのです。
待機所には、接種を終えた病院関係者と思われる方々が数十人、ソーシャルディスタンスをとって、静かに待機していました。
回りを見渡しましたところ、気分悪そうな人が一人もいないので、自分も大丈夫だろうとホッとして、持ってきた本を読もうとしたところ・・
お、待てよ、何かが違う!何かが、、
この期に及んで、またしても失敗に気が付いたのです。
皆さんの足元は、スリッパか靴下姿、なのに私は・・
土足のままだったのです!(*_*;
事前に持ってくるものリストに、スリッパ持参と書いてあったので、スリッパを用意してたのに、車の中に忘れてきたのです。
正直者の私は、さっきの接種証明書を発行してたスタッフの方に、「すみません、土足で入ってました(-_-;)」
って申し出ると、怒られるどころか苦笑いされて、「今更いいですよ」といわれてお許しを得たのです。
これで合計ドジ4回。
残りはたったの5分くらいでしたが、靴下姿ですまなさそうに座っていたのは、言うまでもありません。
周りからみたら、情けないおっさんだと思われていたでしょうが、何はともあれ、無事に何事もなく、接種は終了したのでした。
帰宅の途についたのですが、その後も発熱や倦怠感や発疹などの、副反応は全くありませんでした。
筋肉注射ですから多少の接種部の痛みは残りましたが、それだけでした。
結局、今回のブログは体験談というより、私のドジを記しただけに終わりましたね。
それだけ緊張感もなく、のんびり接種をうけられたってことです。
結論は、ワクチン注射は副反応の心配がほとんどなく、皆さんも安心してうけていただけるでしょう、ということです。
私のようにドジをしても、スタッフの方がうまく誘導してくれますから、大丈夫です。
コロナウイルス感染終息のためにも、是非皆様に接種をうけてもらいたいですね。
皆様にお願いしたい事ですが、数分で円滑に接種を終えるために、事前に完璧に、予診票を書いてきてください。
そして、接種受ける前に、不安なことは十分に相談しておいて、覚悟を決めてから、会場に来ていただくこと。
円滑な接種のために、医療従事者の私からのお願いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。