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院長ブログ

筋緊張性頭痛の逃れ方

2021年3月22日

後頭部を中心に、少しづつ頭が重くなる、頭全体が締め付けられる、といった症状があると、筋緊張性頭痛の可能性があります。

 

筋緊張性頭痛は、字のとおり首や肩の筋肉が緊張することによって、起こるわけですから、肩こりを解消することが予防につながります。

 

しかし、筋緊張性頭痛の患者さんには、肩こりを自覚してない方もいらっしゃいますので、「肩こりがありますか?」と聞いても、「ありません!」とはっきりお答えになる人もいます。

 

そういうかたには、まず肩こりがあることをわかってもらい、それを解消するよう、努めてもらうことが肝心です。

 

筋緊張性頭痛に苦しむ方は、デスクワークの人に、比較的多いのではないでしょうか。

下を向いて根詰めて作業する人、例えば美容師さんとか検査の仕事をする人、にも多い気がします。

 

筋緊張性頭痛には、いわゆる痛み止め、特にNSAIDsとよばれる薬が効く場合があり、ついつい毎日のように服用してしまう方がいます。

ロキソニンとかボルタレンとか、頭痛に苦しむ人なら心当たりがあると思います。

 

今日は大事な仕事があるから、予防のために飲んでおこう、なんて人はすぐに薬物乱用になってしまいます。

 

この、ついつい痛み止めを飲んでしまうことが、薬物乱用性頭痛へとつながり、治療を困難にしています。

 

痛み止めを飲みすぎると、薬が効かなくなってくるばかりか、薬がかえって頭痛を誘発することもありえます。

これが薬物乱用性頭痛となるのです。

 

では、薬物乱用にならないように、痛み止めをのまないようにするにはどうしたらいいか。

 

そうです、緊張性頭痛を予防することです。

 

肩こりの治療法すなわち筋緊張性頭痛の予防治療ですが、なかなか一言で述べるのは難しいのですし、ひとによって様々ですから、正解はないかもしれません。

 

柱は

①生活習慣の改善

②マッサージや針治療、電気治療など理学療法

③筋弛緩剤等の薬物治療

 

このうち、生活習慣について自分の私見を述べますと・・

 

もともと僕もひどい肩こり症で、学生時代にラグビーで首や腰を痛めていた、ということもありますし、脳神経外科手術で長時間下向いて作業したり、根詰めてじっと、顕微鏡覗いていたりしてたことも影響してます。

 

若いころはそんなの気にせずにいたのですが、今までのこんな生活が、今になって肩こりに苦しむ原因になっていますね。

腰もわるいこともあって、歩行時の姿勢も猫背で、反り腰で背筋が張ってなかったし。

 

でも何とかこれらは、克服しなければなりませんな。

 

そこで気を付けたのが、

 

①まず十分な睡眠をとる。 

とりわけ枕には、こだわるといいと思います。首まげた姿勢で寝るのはよくない。

 

時代劇に出てくるような高い枕は最悪で、昔は肩こりの人多かったんじゃないかなって、勝手に想像しています。

 

若い人の筋緊張性頭痛の人に多いのが、夜中までスマホやっている人。

 

スマホやゲーム、パソコンなどのブルーライトが刺激になって、深い睡眠がとれないというのです。

 

やはりスマホは、就寝時間の1時間前までで止める、とか、決め事が必要です。

 

学生さんは、夜は勉強してて、眠くなったらそのまま寝る、というのはいかがでしょう?

 

②気づいたら姿勢に気をつける。

とりわけ猫背 反り腰にならないように。

 

それには体幹を普段鍛えておくことも大切です。

 

パソコンは根詰めてやらない。ときどき休憩する。

私は、もともとあまりスマホには凝っていませんが、やるときは下向いてやるようにしないことです。

 

③こまめに ストレッチする。

僕のおすすめのストレッチは、尊敬するジムのトレーナー(彼は若干26才ですが・・)から、教わりました。

 

体育館すわりして、両腕を膝にのせて、顔はお腹を覗くように背中を丸めて、大きくゆっくりと息吸って、さらにめいっぱい背中を丸める運動。

 

この際気を付けるのは、肩の僧帽筋には力いれないようにして、肋間筋をひろげることを意識して、ゆっくり十分息をすって、息吐く時は少しだけ吐いて、また十分に息吸って背中を丸めて広げる。

 

これを毎日10回ほど行うと、僧帽筋を持ち上げて息をしないで、肋間筋を広げて息を吸う癖がつくので、肩がこらないというのです。

 

だまされた思って、毎晩お風呂のなかで体育館すわりして、このストレッチをしていたところ、だいぶ肩こりは解消されました。

 

もちろん、某国営放送の某健康番組でも紹介されていた、「肘まげて肩をぐるぐる回す運動」でもいいですけどね。

仕事中でもこまめにできますからいいと思います。

 

④お風呂などで首や肩を十分温める。

温めることによって、筋肉の血流を改善して、筋緊張が和らぐことにつながります。

 

その他、「脱水に気をつけること」を強調している人もいます。

私は夜中トイレに行きたくなって、睡眠の妨げになるかと思って、あまりやってませんけど(;^_^A

 

先ほどものべたとおり、緊張性頭痛の予防法は、人それぞれで、正解はないと思います。

僕の私見が、筋緊張性頭痛になやむ皆さんの参考になれば、幸いです。

 

肝心なのは痛み止めに頼らず、生活習慣を見つめなおすこと、ではないでしょうか?

 

たまには良いこと言った、ということで締めたいと思います。