今日は、朝早くおきて、小牧山にある小牧城に行ってきました。
特に理由はないのですが、たまには朝の散歩をちょっと違った場所で、と思っただけなんです。本日は晴天にも恵まれて、とても気持ちのいい朝でした。
今回は、今年11歳になる老犬を連れて行きました。
こいつは最近運動不足で、散歩に連れ出しても、すぐ家に戻ろうとする怠け者ですので、軽く喝を入れようという思惑もありました。
現在住んでいる高蔵寺から、小牧山まで、車で行けば30分とかからないのに、まだ一度も頂上まで行ったことがないんですよね。
朝、8時ころ小牧山の麓に着きますと、早速有料駐車場に入りました。
二時間はタダとのこと、よし、二時間たっぷり散策を楽しまなくちゃと思い、中へ車を進めますと、まだ駐車場はガラガラでした。
早起きは三文の徳って言いますが、まさにその通りで、悠々と車を止めることができました。
早速犬をつれて公園の中へすすみ、小牧山頂上への上り口から、鬱蒼とした木々の間を抜けて、少し急な階段を登っていきます。
老犬も、慣れないところに連れてこられ、家に帰る道もわからないから、自分で歩かなきゃと思ったんでしょう、私にがんばってついて登ってきました。
途中段差がきついところがあり、立ち止まって動こうとしなくなりました。
首輪につけたリードを、グイグイひっぱるのは可哀想ですし、まわりの人に動物虐待と思われてもいけないですから、抱きかかえて登る一幕もありましたが、なんとか階段を上りきりました。
階段をぬけると、緩やかな上り坂にでます。
春の朝日の柔らかな日差しが、生い茂った木々の間から漏れ、そこはまさにマイナスイオンを浴びてますって感じです。
遠出して高原などに行くと、喜々としてハイキングや散策にでかけるくせに、家にいると近くを散策する気にならないんです。
いつでも行こうと思えば行けるわって考えちゃうんですね。皆さんはいかがですか?
でも近くに、こんないいところがあったなんて、灯台下暗しです。
この緩やかな上り坂は、老犬も迷うことなく私についてきます。
すると、ようやく小さなお城風の建物が見えてきます。
ここが小牧山頂上にたつ、小牧城。中は「小牧市歴史館」です。
小牧城は、後から建てたもので、天守閣といえるような立派な建物ではなく、ここはいわば「小牧城跡」だったんですね。
駐車場からここまで、約30分くらいで、海抜はたったの85.9メートル。
それでも、私と老犬にとってはちょうどいい散策でした。
さて頂上からの景色は・・・というと、思ったほど眺めはよくありませんでした。
というのも、鬱蒼と木が茂っているため、木の間からしか景色が眺められないのです。
なぁんだと、いささかがっかりして青い空を見上げると、あのお城もどきの歴史館の4階から、周りを展望できるようになっているではありませんか。
さっそく、老犬に向かって、「疲れただろ、ちょっとここで休んでろよ!」と言い聞かせ、首輪につけたリードを杭にくくりつけて、首をなでなでしたのでした。
いざ、100円支払って、歴史館の中に入りますと、このような施設にはありがちな、ここで発掘された歴史的な品々が展示されていましたが、さらっと見物し、目的の4階へと上りつめました。
そして外にでると・・ そこには思ったとおりすばらしい眺望がありました。
おりしも澄み切った晴天でしたので、北の方角には伊吹山や白山連峰、南には小牧空港の向こうに名古屋の高層ビルが見え、さらに東の方には富士山・・・
は残念ながら私の目には見えませんでした。
いい眺めだなっとぼーっとしていると、眼下に、主人の帰りを待ち、きちんとお座りして、歴史館の出口を見つめている老犬が目に入りました。
ごめんごめんと、思いながら急いで階段をおりて歴史館を後にしたのでした。
帰り道は、登り道とは別の、なだらかな坂を下って、麓の駐車城へとおりてきました。
この老犬も、やっと帰れると悟ったのか、颯爽と私についてきました。
麓に着くと、まだ蕾の桜の木々の向こうに、鮮やかなピンクに色づいた木々が目に入りました。
何だろうと近づいてみると、それはそれは鮮やかに色付いた花を、満開にさかせた木がたくさん立ち並んでいました。
そしてその枝には、たくさんの鴬色の小鳥が止まって、その花をついばんでいました。
近くで桜まつりの準備をしている作業員の方がいましたので、聞いてみると、それは梅の木だそうで、飛んでいる鳥はメジロだそうです。
青空をバックに、鮮やかなピンクの花と、綺麗な小鳥のコントラスト、まさに心が洗われるような風景でした。
たった1時間半くらいの散策でしたが、まさに濃密な時間でした。
これからも、休日は早起きして近くの公園に出かけ、散策しようと心に決めました。
いつまで続くかわかりませんが・・
こちらの桜はまだ蕾でしたが、一昨日名古屋市内は桜が開花したとのニュースが流れました。
これは僕にとっては、とても心配なことです。
というのも4月2日の当院のお花見まで、あと二週間近くもあるので、はたしてその日まで咲いていてくれるのだろうか、咲く前から不安なのです。
まだ蕾の桜の木々に、がんばって咲いててねってお願いして、小牧城公園を後にしたのでした。
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