またまた、ブログをサボっているとの指摘を受けまして
毎度のことながら申し訳ありません。
診療時間外で、当院にだれも居ない時間の電話対応ですが、先日まで、ただの留守番電話になっていました。
留守番電話に、どなたかが通話してくださったことは、私の携帯電話でわかるのですが、相手がどなたなのか、また連絡先はどこかなどが全くわかりませんでした。
翌朝クリニックに来て、電話の着信記録を確認してから、やっと相手の方が誰なのか判明して、それから連絡するというシステムでした。
時間外もすべて対応していると大変だよって、他の開業医の先生からお聞きしていたので、このようなシステムにしていたのですが、それでは、本当に患者さんが困ったときに、すぐに相談にも乗ってあげられないということを、つくづく感じていました。
ある日、お母さんがあわててふためいて、電話してこられて、留守電の向こうで「子供が怪我して血が止まらないんですぅ・・・」という声がきこえました。
さらに近くでお子さんのなき声がしました。
すぐに助けにいきたくても、連絡先を吹き込んでいただけずに留守電をきられたので、こちらからなんのお助けもできなくて・・・申し訳ないことをしたことがありました。
そうですよね、電話して留守の録音がながれたら、あぁもう終わったんだねと思って、留守電に何も吹き込まずに電話きりますよね。
そこで、先日よりすべて時間外の患者さんからの当院への問い合わせは、私の携帯電話(PHS)に直接転送されるようになりました。
そうしたら、お電話で直接お話ができるようになり、時間外のご相談に対応できるようになりました。
最近は、一日1件か二日に1件程度ですが、時間外のご相談が少しずつ増えております。
昨日ですが、午後から休診で外出しておりましたところ、夕方1件の電話がありました。
その時、私は愛知県医師会の集団指導講習会で名古屋駅付近にいたのですが、その電話は、数日前に私が頭の傷を処置した患者さんのお母さんからでした。
すぐにクリニックに行けないので、ガーゼあてて明日朝来てくださいと返事したものの、電話の向こうのお母さんは不安そうな声でした。
他の病院の救急外来に行っても、なかなかすぐには診てくれないでしょうし、自分の子供だったら・・・
と思いとどまり、「今から行きますけど、お待ちいただけますか?」と電話で返事したところ、「何時でも待ちます」との返事。
すぐに車を飛ばして帰ったところ、すでに患者さんは病院の前で待っていらっしゃいました。
電話いただいてから、1時間弱もかかってしまい申し訳なかったのですが、お母さんもほっとした様子で、帰ってきてよかったと思いました。
すぐにクリニックをあけて、中に入れて処置しようとしましたが、なにせいつもは事務員やナースに頼りっきりでしたので、手間取って手間取って・・・
薬や消毒の場所を職員に聞きながらの処置で、大汗かいてしまいましたが、何とか、事なきを得て処置を終えました。
自分で処置した患者さんの傷ですから、私自身も心配でしたので、自ら処置ができて安心しました。
クリニックでは、外来でしか患者さんを診ないといっても、診療時間外に何かあったときに連絡がつかないということは、無責任なことですよね。
私も、勤務医で入院患者さんを見ていたときは、24時間いつでも対応していたのが当然でした。
それなのに、開業してから、診療時間外は知らん振り・・・ではいけませんね。
これからも、できる限り時間外でも対応したいと思いますので、いつでもお気軽にクリニックにお電話いただけるとありがたいです。
遠方にいて駆けつけられない時は、相談だけになるかもしれませんが、その時はごめんなさい
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