今更ですが、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
年末年始は、ご存じの通りインフルエンザをはじめとした、感染症が大流行ですね。
かつての新型コロナほど重症な方は少ないとはいえ、高熱に苦しんでいらっしゃる方も大勢いますので、感染には充分お気をつけください。
お決まりのマスク着用、手洗い、うがいはもちろんのこと、日常の気力、体力を充実させて、免疫力高めておかねばなりませんな。
さて、今回の年末年始のお休みは、1月3日までのお休みでしたので、20時間以上のフライトで、4泊7日というハードスケジュールながら、スペインに行ってまいりました。
目的は、ピカソの絵画とサグラダファミリアでしたが、たった4泊ながらたくさんの経験、発見がありました。
12月28日仕事終わって、その日夜出発して上海行って5時間まって乗り継いで、次の飛行機にのって、やっと翌朝マドリードについて・・相変わらずのバタバタの旅行です。
一つ変わったとこは、上海のラウンジで知り合いの医師会の先生にあったこと。
海外でもしりあいにあうなんて、世間はせまいもんですな
マドリードに翌朝つくと、プラド美術館の真ん前のホテルをとったので、美術館の周りの広い広い公園をまず散歩。
日曜日なので、のんびりした雰囲気でたくさんの人がジョギングやら散歩をしていました。
現地の人とすれちがうたんびに、「ブエノス・ディアス!」と声かけると、明るく返事が返ってきます。
私スペイン語はこれしかしらないので、話しかけられるとまずいんですが・・
由緒正しそうなでっかい銅像や、バロック調の建造物みてスペインの雰囲気を十分に感じました。
そして昼過ぎ、ソフィア王妃芸術センターという美術館で、ゲルニカに会い行きました。
王妃が集めた絵画の数々が展示されてましたが、私の好きな、ダリやミロ、ピカソをはじめ、たくさん展示されています。
なかでもサルイバトール・ダリの「窓辺の人物(窓に寄る少女)」は、ひとめぼれしてグッズを買ってしまいました。
関内をすすんで20分ほど、ありましたありました、ゲルニカです。想像どおりの大きな絵に、戦争の悲惨さがモノトーンで描かれています。
ここには、たくさんの人だかり、ガイドに集まるツアー客が何組もあって、おちついてみていられません。
少し遠くから人の頭越しに絵をながめて帰ってきました。
人気の絵を観るには、開館すぐの早朝に行くべきでしたと、後悔してます。
ソフィア王妃芸術センターから、歩いてほど近くに、プラド美術館があります。
コレクションは3万点もあって、展示数は世界一なんだそうな、全部は見切れないけど、ここまできて観ない手はありません。ホテルの目の前だし。
中にはいると、でっかい絵が迫力満点に展示されています。
ほとんどは宗教画が中心で、中世から19世紀のものだそうです。
なかでも目をひいた作品がゴヤの「着衣のマハ」と「裸のマハ」。
美しい絵画を並べて見られて、思わず見とれてしまいました。
翌日には、新幹線でバルセロナに移動しまして、バルセロナでは、お目当てのピカソ美術館に行きました。
ここはピカソの初期の絵画や、デッサンが多かったのですが、後半にはおなじみの絵画が数多く展示されています。
「ジャクリーヌの肖像」「ひだえりと帽子サバルテスの肖像」「科学と慈愛」
どれも印象深いものばかり。
ピカソ美術館を出て、帰ろうとしたら、その隣にたまたまバンクシー美術館を見つけたので、ついでに覗いてきました。
こちらも、壁に直接世間を風刺した、あの絵画がたくさん展示されていました。
思わず「風船と少女」可愛いのでTシャツ買っちゃいましたよ
そして、正月1日朝から、最後の目的、サグラダファミリアに行ってきました。
ご存じの方も多いでしょうが、1882年に着工し、完全なる教会を目指して建築家ガウディが一生涯この建設を手がけ、1926年になくなったあとも、その設計図をもとに建設がすすめられているのですが、まだ完成してないのです。
何せ、寄付でなりたっているので、建設費が足りなくなったら中断、寄付がたまって工事費用ができたら建設を再開、の繰り返しだから、なかなか建設がすすまないのだとか。
来年・2026年に最後の塔が完成予定だそうで、本当はその後に訪問したほうがいいのでしょうが、きっとすごい数の観光客が訪れるでしょうから、一足先に行きました。
奥にクレーンがあるのは、仕方のないことですが、ほとんどは完成済みです。
正面の彫刻も見事だし、中の聖堂も、他の教会にはない独特の建築です。
まさにガウディが設計した、って感じです。
このあとは、バルセロナからマドリードにもどって帰国の途につきました。
まだまだ語りつくせないほど、いろんなところに行ったですが、文章長くなるので 割愛です。
帰りも20時間以上のフライトで帰ったのですが、なんとまたしても上海のラウンジで、今度は患者さんにばったり会って、帰りました。
世界は広い、でも世間はせまいです。