9月はまだまだ暑い日があったのに、急に寒くなってきた感がありますね。
私個人としては、暑さが苦手なのは先日もお話した通りでございますが、ようやく涼しくなってきて体の動きがよくなり、頭も働くようになった感があります。
暑さで家に閉じこもっていた人たちも、この時期に体を動かして健康を取り戻していただきたいと思います。
先日、医師会主催の「観月会」が開催されました。
毎年この時期に行われているのですが、医師会会員とそのご家族、施設のスタッフが参加して、親睦を深める会です。
まず、一次会として、今年はバイオリンとピアノのコンサートがありました。
クラシック音楽もありましたが、現代音楽をアレンジした、おなじみの曲も多く、とても楽しい演奏会でした。
こういうコンサートはきっと寝てしまう、と思っていましたが、寝られませんでした。
というのも、あまりの素晴らしいバイオリンとピアノの演奏に、聞きほれてしまっていたのです!
演奏が素晴らしかっただけでなく、曲はおなじみの曲ばかりで親しみやすく、楽曲の間のバイオリニストの男性のトークも面白かったのです。
何より感心したのは、この奏者のバイオリン演奏は、弦を弓で弾くだけでなく、弦を弓でたたいたり、指ではじいたりして、いろいろな音を作り出して、演奏しているのです。
バイオリンの使い方の幅広さを、初めて知りました。
なんでも、あの葉加瀬太郎さんに見いだされた方だそうで、「題名のない音楽会」という番組にもときどき出演しているそうな。
観客を楽しませるという意味でも、このバイオリニストは、まさしくプロだなと思いました。
その演奏会が終わり、ところ変わって近くのホテルの宴会場で懇親会です。
会場の席について、私と当院のスタッフでテーブルを一つ占拠しまして、ビールを前にさあ乾杯、と思いきや、なかなか始まりません。
この間約30分くらい、お腹はすくわ、のどは乾くわ、この長い時間を何とかしてくれと思いましたが、スタッフとゆっくり世間話をすることが最近なかったので、結局はいい時間となりました。
約300名程度でしょうか、ようやく皆さん集まって、副会長のご挨拶が終わって、乾杯となったのです。
さっそく、隣のテーブルの、いつも仲良くしていただいている、通称「ビン先生」が私のところにやってきて、お酒をついでくださったのですが、何を話すかと思えば、クリニックのスタッフへの福利厚生の話。
なんでも2ヵ月に一回くらい宴会を開いてるとのこと、さらに毎年スタッフを旅行に連れて行ってるんですと!
さっそく当院のスタッフが聞き耳立てて、うちでもやりましょうやりましょう、とまくし立てるので、お酒の勢い余って、じゃあ来年からクリニック旅行をしよう、との話が決まってしまいました。
ヤバい、後にはひけないわ・・
今度は、私が他のテーブルに、お酒を注いでまわって、名刺配ったのですが、いくつかのテーブルのスタッフの方々からは、もう先生のことは知ってるから名刺いらないよ、と言われました。
私も開業して10年、ずいぶん有名になったもんだ、と自画自賛したのですが、
どうも、私のところに通っていただいている患者さんが、私が注ぎにいったスタッフのなかに、結構いらっしゃるのだそうです。
私も物忘れがすすんでいるのか、お酒注ぎに行った相手が、当院の患者さんなのかどうか、見分けがつかなかったんですよね、困ったもんだ。
そのほか、今までほとんど話したことのなかった、みよし市のU先生とK先生のテーブルに行き、お近づきになれたのがとってもいい収穫でした。
やはり、クリニック同士仲良く連携し、協力しあっていくってことは、大事ですなぁ。
そうすれば、患者さんにとっても良い連携になるのですね。
毎年思うのですが、この「観月会とその後のパーティー」は、本当に有意義な会でした。