11日水曜日は、年一回の消防隊の集団救急事故対策訓練でした。トヨタスタジアムの入口の広場で行われました。
季節は、もう秋だというのに、この日は30度の真夏日だったんです。
しかも、、アスファルトによる日差しの照り返しが強く、そかも風一つ無い快晴だったんです。
暑がりの私にとってはまさに生憎の、最悪のコンディションでした。
この訓練は、イベント会場の階段に多くの人が押し寄せてきて、将棋倒しの状態になり、多数の傷病者が出た、という想定のもとにおこなわれました。
私の役は、その訓練の様子をつぶさに見学して、終了後に参加者全員の前で講評の話しをしなければいけないのです、
皆さんの前で話をするわけですから、少しはきちっとした格好をと思い、ワイシャツにネクタイ、といっても暑いので半袖でかけつけました。
せっかく涼しいと思って半袖できたのに、会場では分厚いカッパのような防護服を着ることになり、涼しい格好が台無しでした。
午後2時15分に見学用のテントに待機させていただいたのですが、テントはすでに日よけにはなってなく、暑くて暑くて仕方ありません。
しかも無風ですから、暑いのなんのったら、この上ありません。
2時30分、ようやく訓練が始まり、さっそく暑いテントを抜け出し、傷病者(看護学生さんたちが怪我人役)が倒れているスタジアムの建物の中に、訓練の様子を見学する名目でそーっと入り込みました。
中は日差しがないので助かったと思ったのですが、建物の中は必死に傷病者をトリアージして、助け出そうとしている消防隊の方々の暑い暑い熱気で、涼しいどころか、もっと暑かったのです。
救助活動している消防隊も、怪我で苦しそうな振りをしている看護学生の人たちも、真剣そのものです。
私は汗をふきふきしていましたが、うちわで扇いでいる場合じゃないので、脱水症状と戦いながら、真剣に見学しました(^_^;)
10分ほど経って、けが人がすべて運び出されますと、もう見学するものがないから、建物の中にいるわけにもいかないので、またカンカン照りの外に出ざるをえないわけで、そっちはそっちでまた暑い!
臨時救護所では、重症組の赤のトリアージを貼られた傷病者たちが、赤の敷布に運ばれ、救急隊と、病院の救急部の医師や看護師さんたちに必死に手当をうけていて、カンカン照りの上にさらに熱気ムンムンです。
私はというと、ただ見学しているだけで、身体ひとつ動かしてないのに、なぜか汗がばあーっと吹き出してきます。
さらに20分くらいがたちますと、重症の赤の傷病者から一人一人受け入れ病院を決められて、救急車で搬送されていきます。
最後に黄色のトリアージをされた患者(中等症の患者)が、次々に運び出されますと、一応これで訓練が終了です。
やれやれ、というころで、今度は私にとっての本番です。
司会者に名前を呼ばれ、台の上でに立つと、きちっと整列した消防隊・救急隊・警察の人たちが、一斉に敬礼、他の参加者がおじぎ、台上に立つ私は、いやが上にも緊張してしまいます。
講評の内容は
①みなさんおつかれさまのあいさつ
②将棋倒しの事故は、20数年前の明石市の花火大会の事故が有名でるが、その他にも世界中で同様の事故が多数おこっていること
③今回の訓練は、救急隊・消防隊・警察・医師・看護師・傷病者が協力して、私語ひとつなく真剣に訓練にあたっていて、大変よくできましたこと。
④まだまだ改善点反省点があるでしょうが、さらに検討を進めて、一人でも多くの怪我人の命が救われますよう、またこれからも訓練を重ねてほしい
緊張してしてしまい、たどたどしく話してしまいましたが、適当に無難にきりあげて、台をおりました。
だれも、私の講評内容を講評してくれなかったので、ちょっと気まずかったなぁ
全てが終了したら、もう3時半。
暑かったし、今夜は仲間とまたしても飲み会なので、いの一番に失礼することにしまして、暑かった防護服をぬいで、小走りにその場を辞したのです。
ところが、車をとめた駐車場に向かおうとしたところ、行けども行けども、自分の車が止まっていたはずの駐車場に辿りつけません。
いやそんなはずはないと、さらに歩き続けますと、なんだかトヨタスタジアムを半周以上まわった気がしました。
そこへ、訓練に参加してお見かけした消防関係の人が、自転車に乗って反対方向からやってきたので、「あのお、駐車場はどこでしょうか?」と聞きました。
すると、「駐車場は 広場から一段下になっていて、スタジアム周囲を歩いていると、見えないようになっているんですよ」、とのこと。
ここまで歩いたのならこのまま反対側までスタジアムをぐるっと回ったほうがいい、そこに消防隊が後片付けしているからそこからスタジアムを離れた側の階段を下りたらすぐです、とのことでした、
えぇーーー・・・
ここまで歩いたのにまた会場にもどれって!! この広いスタジアムを一周するの??
しかしここまできたらそうするしかありません。もうしばらくスタジアムに沿って歩くと、言われたとおり、消防隊が後片付けをしてて、もうすでに大半の参加者や救急車も、帰ってしまっていました。
一番にこの場を出て帰るはずだったのに、一番に出て車の冷房にあたって生き返るはずだったのに・・
その方の言ったとおり、避難訓練会場からスタジアムを離れる方向に少し歩くと階段があって、それをおりたらすぐ駐車場でした。
なんと20分以上も暑い中を歩いたのに、駐車場は会場から2-3分くらいのところにあったのです。
なんと間抜けなことでしょう。
思えば、トヨタスタジアムに来たことがなくて、勝手がわからなかったうえに、訓練開始前は、駐車場に係りの人がいて会場まで話をしながら連れてきてもらったので、どうやってきたか記憶が定かでなかったのです。
車にはいるとさっそくネクタイを取り去り、冷房をガンガンにいれ、びしょびしょにぬれたシャツを脱ぎ、上半身裸になって、車を運転して会場を後にしたのでした。
浄水駅までの約30分、冷房の風にワイシャツを当てて干し、ようやく車を浄水駅の駐車場にとめて 半乾きのワイシャツをまた身にまとい、電車に乗りこんだのでした。
あぁしんど
明日からは、クライマックスシリーズ。
二年連続出場のベイスターズ、がんばって私を元気づけてくださいね〜頼むよツツゴウ!