21日の外科救急当番は無事終わりました。
朝9時の開院とともに、たくさんの患者さんが来院されました。
特に、骨折や捻挫・腰痛など、主に整形外科でみる患者さんが多く来てくださいました。
私は、診断と簡単な処置程度しかできず、明日整形外科に行くよう手配することしかできませんけど。
この日は、朝から13時ころまでは、ひっきりなしに患者さんが来たので、「疲れた」の言葉を出す暇もありませんでした。
ひょっとして、昼食は抜きかも・・・ と思っていましたところ、13時半ころに患者さんがプツッと途切れましたので、急いで、こっそりと、昼食を買いに隣のパン屋さんにかけこみました。
そのお店は、パン屋さん兼ケーキ屋さん兼喫茶店です。
その店のご主人らしき男性が、私のことをご存じで、「先生のところには、遠くから患者さんがいらっしゃってるんですねぇ」って言われました。
私が前々職の病院で手術した患者さんで、今でも私を頼って、わざわざ春日井市から通っていただいてる方がいらっしゃるのですが、なんでも、早朝7時半ころ当院に来て、クリニックが空くまで、そのお店でお茶して待っていてくださるとのこと。
しかも、その患者さんの奥さんが当院のリハビリ施設を気に入ってくださって、奥さんを連れて、腰痛の治療に週何回も通ってくださっているんです。
本当にありがたいことです。
他にも、春日井市で働いていたときの患者さんは春日井市や多治見市や尾張旭から、また前職の緑区の病院にいたときの患者さんは大府や名古屋市内などから来てくださっています。
もう、開業医になると、高度な治療はできませんが、患者さんには、普段の健康管理や、何かあった時の相談、大きな病院への橋渡し、くらいなことはしていきたいものです。
医者って、患者さんにたよりにされると、粋に感じるものです。
まさに患者さんあっての医者って思います。
なにせ、患者さんが頼ってくださらなければ、成り立たない職業なんですから。