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院長ブログ

介護保険の審査会

2015年4月9日
先日、介護保険の審査会に初めて行ってまいりました。
本年度の審査員になりましたので、二週間に一度、参加しなければならないのです。

6年ほど前に、尾張旭市で経験があるのですが、豊田市では初めて参加しました。
我々の合議体は5人の審査員からなっています。
医師は、私と議長をやってくださる総合病院の先生の二人、さらに歯科の先生一人と、介護施設の職員の方が二人です。


前回とは違う地域ですし、しかも久しぶりに参加したので、すっかり忘れてしまったことが多く、とまどいました。

まず、市の職員の方が、申請された方を見て、話をきいて、この方は手間がかかっているから、介護度はこのくらいと、一時判定します。
生活自立度や、認知症の程度など、一定の基準にしたがって、手間のかかる時間を計算して介護度を出すのです。

そしてわれわれ審査員が、この方は基準以上に手間がかかっていそうだから、介護度はこのくらい上げようとかって判断するわけです。
これが二次審査で、我々の審査の目的です。
もちろん申請者の個人的な情報はわからないので、私情ははさみません。

会議に参加して思ったことは、私たち医師は、申請された方について、医学的な見地からしかみてないんだなあということです。
たんに病名や病状をみて、この方は動けそうにないからとか、認知症で目が離せないだろうかとか、という基準で判断してしまいがちです。
しかし、介護施設の審査員の人たちは、この方は車椅子を借りれなくなってしまうと大変だから、とか、施設を出なければならなくなると困るだろうとか、申請した人の身になって、判断されているのです。

やはり現場に携わっている人は、見方が違うなあと関心しました。

また、会議中も、豊田市の職員の方のわかりやすい説明もあり、様子がつかめた気がします。

初めは、会議の結果次第で皆さんの生活もかかっているし、正直言って気が重い、参加したくないという気持ちがありました。
でもこれからは、地域の人のために一役かっているという思いで、次回も参加したいと思います。