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院長ブログ

父の墓参り

2016年10月19日
先週の日曜日は、なにかと忙しい日でした。

まずは早朝に高蔵寺の家を出て新幹線で東京に行き、都内にある父親の墓参りをしました。

父親が亡くなったのは昨年9月7日です(詳細は当ブログを見てください)

うちはカトリックなので一周忌を執り行う習慣もなく、兄弟もバラバラに遠方で暮らしているので、一周忌どころか墓参りもせずに時が過ぎていたのです。

何と親不孝なことでしょう❗

都内にすんでいる次兄が、皆に声をかけて、レンタカーを手配してくれて、墓参りとあいなったのです。

朝、恵比須で兄弟三人が集合し、母を迎えに神奈川県川崎市の施設へ参りました。

父と母が暮らしていた部屋に、今も母ひとりでくらしているのですが、三人でこの部屋に入ると、母は痛そうな顔してベットに寝ていました。

なんでも一週間ほど前にベットから落ちて尻餅をつき、それから痛くて食欲もないんだそうです。

母は今年94才で腰もまがり、ガンの手術を三回のりこえ、90才にして心臓弁膜症の手術まて乗り越えてきた人です。

最近はよく、「疲れた疲れた、
はやく父の所に行きたい」と、後ろ向きな言葉も多くなりました。

そこへ来て腰の打撲。圧迫骨折はないと言われたそうですが、つらいのもしかたないですね。

子供たちとの父の墓参りを楽しみにしていたようなのに、「今回は行けない、かわりに三人で行ってきて」と言うのです。

いつもより元気がなく、弱気なので、私は心配になり、痛い腰の辺りをずっとさすってあげました。

私はなかなか休みがとれないので、母と僕とは会う機会が少ないので、兄たちは気遣って、私に母のそばにいるようにと言いました。父の墓参りは兄たち二人で行ってくるからと。

それも、父に申しわけないと思ったのですが、次兄が、「父の墓といっても所詮ただの石だぜ、生身の人間(母のこと)のそばにいてやったほうがいいよ」って言ってました。

私は、墓参りはあきらめて母のそばにいて腰をさすっていてやろうと半ば決心したのですが、母は、「ワタシのことはいいから、お父さんの墓参りに、ワタシのかわりに行ってきてくれ」と懇願するのです。「ベットの上から、父の墓にむかって手を合わせているから、」というのです。

昔から、母は口癖のように、自分のことはいいから、あなたのやるべきことをやりなさいって、いつも言う人でした。


すったもんだがありましたが、その母の言葉におされて、30分遅れで三人で母の元を去り、父のお墓参りにでかけたのでした。

父のお墓は、都内でもだいぶ田舎の奥多摩地区の五日市市というところにあります。

川崎市からも2時間近くかけてやっと到着しました。

小高い山の上にあり、カトリック墓地ですから、まわりは十字架のあるお墓ばかり。マリア様の像が至るところに置かれてあります。

父の墓はとても見晴らしのよい一等地にあります。
でも、ここ1年近く、だれもお見舞いにきてないので、落ち葉でよごれ、雑草だらけです。

男三人で掃除して雑草を抜き、墓石に水をかけて清めました。

幼少のころに覚えたカトリックのお祈りをとなえ、父の冥福をお祈りしました。

残念なのは、お供え用のお花を買い忘れたこと。近くにお花屋さんはないので、父に謝っておきました。男三人、無粋なので、気がつかなくてごめんなさいと。

手を合わせながら、父が亡くなった前日のことを思い出していました。
医師として何もしてやれなかったこと、最後を看取ってあげられなかったこと、後悔すればたくさんありますが、父の分まで世のため人のために尽くしますから、ゆるしてやってください、って言っときました。