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院長ブログ

中学生の職場体験

2016年6月25日
今月は、中学生の方が職場体験にいらっしゃいました。

昨年は一人だけでしたが(昨年ブログにも載させていただきました)、今年はなんと3人も来てくださいました。


先々週に猿投中学の二年生がお二人、そして今週は井郷中学の二年生が一人。男性一人、女性二人です。

皆さん、遅刻もせず、真面目に取り組んでいらっしゃいました。

驚かされたのは、三人ともしっかりした将来の目標を持っていることです。

女子のおふたりは看護師さんで、男子学生さんは、な、なんと医師になりたいとのことでした。

私の中学時代をふりかえると、目の前の事しか頭になく、将来何になりたいかなんて、考えもしませんでした。

特に、私の家庭や親戚には、医師は一人もいなかったので、中学時代に医師になろうなんて気持ちは、微塵もありませんでした。


なんで、医師になりたいのか、あるいは看護師になりたいのか尋ねますと、皆さん共通しているのは、身内に病気の人がいるから人助けをしたい、という答えが返ってきます。

三人とも、真剣にメモをとったり、私たちスタッフに質問をぶつけたり。私たちもできるだけ皆さんの参考になるように、お答えしてきました。


しかし、申し訳なかったのは、皆さんに「職場見学」はしていただいても、「職場体験」はしていただけないこと。

私たちは、患者さん相手に医療行為をしているわけですから、中学生のかたにお手伝いしてもらえることがないのです。

せいぜい、患者さんに「おはようございます」「お大事に」といった、ご挨拶をしてもらう程度のことしか、させてあげられません。

個人情報が満載ですから、カルテを見たり書いたりしていただくわけにもいきませんし・・


さらには、職場体験は夕方までの予定らしいのですが、私たちのクリニックは12時すぎに終わって昼休みに入るので、お帰りいただかなくてはならず、「職場見学」さえ、短時間で終わってしまいます。

診察途中で様子を見にいらっしゃった担任の先生にも、「充分な職場体験をしていただけず、申し訳ないです」とお話すると、「本人たちが希望したので、それでいいんです。貴重な体験をさせてもらってますから」とおっしゃっていただけるので、それでいいことにしました。


職場体験に来ていただいて、別の発見がありました。

それは、患者さんが、皆さん暖かく迎え入れてくださること。

患者さんが、診察室に入ってくると、ほとんどの方が「あれっ?」って顔をされます。

なかには、「先生のお子さんですか?」なんて質問してくる人もいますが、皆さんに「中学生の職場体験で、見学に来ているだけですから、気になさらないように」と言うと、ほぼ全員の方がニコリとしてくださいます。

たいていの、お年寄りは中学生に声をかけてくれます。将来ある子供たちを大事に見守っていてくださるんでしょう。

なんだか診察室が暖かい空気に包まれます。


こちらに通ってくださる患者さんはみな、やさしくて暖かい方たちなんだなぁと、あらためて感じました。

このような方々に支えられてる当院は、本当に皆さんに感謝しなくてはなりません。


本日で、中学生の職場体験も無事終わり、私もほっとしましたが、来年も来てくれるのか期待と不安にかられるのでした。