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院長ブログ

患者さんの身になる

2016年3月2日
今日から3月ですね。

3月といえば、もう春が来たって感じがしますが、本日は風が強く、とても寒かったです。

寒い日は、麻痺やしびれのある方にとっては、つらい一日です。

さらに手足の筋肉が固くなり、動きが悪くなり、しびれも強く感じるとおっしゃいます。

私は、医師になってから、麻痺やしびれの残る患者さんたちと、ずっと向き合ってきたつもりですが、如何せん私自身が麻痺を味わったわけではないので、患者さんの苦しみを本当に共有できたとはいえない、と思います。

「春になって暖かくなったら、きっと良くなるから、もう少しの辛抱だよ。」って、慰めるしかないんです。

医者も一度病気になって回復してから、その病気を診る医者になれればいいのに。そうしたら、患者の身になって自分の体験をもとに、診てあげることができるでしょうに。
って思うことが、多々あります。

でも、病気して不健康な医者には、患者さんも診てもらいたくはないでしょうから、病気になるわけにもいかないし・・
うーん、患者さんの身になるって難しいことですね。


午前の診察が終わったあと、市役所に出向き、二週間に一度の介護審査会に参加しました。

この介護審査会も一年勤めましたが、ようやくこの3月いっぱいでお役御免です。

私は、昨年9月からは5人クループの議長になっていました。

1回の審査会で30人ほどの介護審査をするわけですが、調査結果からパソコンがはじき出した介護度に、5人の皆さんが賛同してくれれば問題なくことは進むんです。
でも、意見が分かれると、取りまとめにとても気を使います。

最後は多数決できまりますが、本日は一人お休みだったので、参加した4人の意見が2対2に分かれることがあって、とても悩みました。

最後は自分が選んだほうの介護度を、皆さんに納得してもらって、議長特権という感じで決めてしまいます。

この審査で、その人の介護度が決まってしまうわけですから、いい加減に審査するわけにはいかないし・・とても悩ましい、できればもうやりたくないって思うことがあります。

裁判官も同じような気持ちになるんでしょう。

実際、自分も体が不自由で介護を受ける身になったらどうだろう、自分が同居する親族を介護する身になったらどうだろうって、想像しながら決めていくしかないですね。


自分はその境遇にはなってないし、その病気にもかかってないけど、その人の身になって考える、日常の診療でもそういう姿勢を大事にって思うことにしました。


まあ、当たり前のことなんですけどね(^_^;)